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| 当サイト設立にあたって |
(1)私自身、初めて法律の勉強を始めた頃から今なお痛感していることは、法律の本には解り易い本が少ないということでした。科目によっては素晴らしい名著があるのですが、学者の本は受験生向けに書かれたものではないために、受験にとって必ずしも最適であるとはいえません。学問的には重要であっても受験には無用の箇所が多いのです。未熟で若輩者であった私が不遜にも法律教材の執筆を手がけたのも、受験向けの解り易い本を作りたいという願望が強かったからにほかなりません。
(2)気付いてみると私の社会生活の大半は、講義と教科書の執筆・改定作業に費やされてしまいました。その間に非常に多くの受験生に出会い、そして実感したことは、受験生はみなそれぞれの事情を抱えながら法律の学習を決意し、実行しているという現実でした。みんなが同じ条件の下で勉強しているわけではないのです。私は学問はすべての人に開かれていなければならないと考えます(教育の機会均等)。
まさしく「すべての国民は…(たとえ働きながら学ばざるを得ず、まとまった学習時間を確保することができない人であっても)…ひとしく教育を受ける権利を有する(憲法26条T項)」ということでなければなりません。
(3)このような基本理念のもと、難しいとされている法律学の門を誰でもが開くことができるようにと念願して、1日マスター法律学シリーズを企画しました。したがって1日マスター法律学シリーズは次の理想に基づいて作成されています。
@ 高度な理論でもできるだけ解り易く説明すること。
A 分量的にほぼ1日の時間数で読破できる量に整理すること。
しかし、それでも通常の教科書一冊を読破したのと同様の効果が得られる内容にすること。
B 学問的な水準は落とさないこと。本書は司法書士試験、行政書士試験、地方公務員上級、国家公務員U種の各試験に対応できる内容になっています。
(4)「勉強は裏切らない」。共に法律を学んでいた時代、友人が私に言った言葉です。思い出すたびに今でもなつかしい感動が蘇るこの言葉を、これから勉強を始めようとされるみなさんへ、熱いエールとともに送りたいと思います。
平成18年4月20日 江見 務
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