| 司法書士受験参考書・司法書士試験図書の選び方 | |
1.予備校・通信教育の受講生 この方々は、そこで指定された教材を利用することになります。それが最も効率的な筈だからです。 2.独学で学ばれる方 独習者も合格は十分可能だと思います。この方々にとっては本こそが師となる訳ですから。的確な教科書選びが決定的に重要となります。 3.教科書には二種類がある 司法書士試験は思考力を試す問題もありますが、なお知識を問う問題が主流です。合格には一定の知識量が不可欠です。ボリュームの大きい教科書は、情報量が多く、説明も詳しいため、内容の理解には便宜ですが、読むのに骨が折れ、全体像を把握しにくい欠点があります。 逆に薄い本は情報量が少なく、説明が手薄になりがちだが、全体の通読が容易であるため、全体像が把み易いメリットがあります。それぞれ一長一短なのです。合格に必要な情報量が決まっているとすれば、要は厚い本を削って読むか、薄い本を追加して学ぶかのどちらかになります。 4.学習の生活環境を考えよう いずれを選ぶかはその人の性格にもよりますが、学習環境を考えるべきでしょう。十分な学習時間が取れる人は厚い本を選択してもよいでしょうが、働きながら学ぶなどの理由で十分な学習時間が確保できない人は、初めから厚い本を選んだのでは途中で脱落してしまうおそれがあります。比較的薄い本を基本に、他から得た知識を補充していくという方法がベターだと思います。その方が途中で息切れしてしまうことも少ないでしょう。 5.学者の本か予備校本か 司法書士試験合格という観点から言えば、ズバリ予備校本の方がまさっているでしょう。学者の本は多く、法学部学生のために書かれたものであり(中には教科書とはいっても他の学者を意識して書いたものさえあります)、司法書士受験生のために作成したものではないからです。予備校本は学問的価値は低いかも知れませんが、専ら受験をターゲットに作成してありますから、受験という観点からはこちらの方が手っ取り早いことは明らかです。 6.耳からの学習も併用しよう 法律の学習は単に読んで学ぶだけではなくて、耳から学ぶことも効率的です。講義など口で話すことはやや正確さには欠けますが、活字に比べて解り易い長所があります。特に登記法や民事訴訟法などの手続法は、技術的で退屈な要素があるので、耳学問は有効だと言えるでしょう。地方在住の独習者の人も、機会があればカセットテープなどを一度利用してみることもお勧めです。 以上、今回は司法書士受験図書、司法書士試験参考書について総論をお話ししてみました。健闘を祈ります。 |